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2016年5月28日 (土)

522日 團菊祭五月大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
本当は初日を狙いたかったのだけど…。勸玄クンの時に二等席で失敗したから今回の席は一等席にした。それなのに、なんか妙に眠くて眠くて。睡眠不足だったわけでもないし、夜の部にこんなに眠いことはめったにない。出かける前に痛み止めをのんだせいかも。
「勢獅子音羽花籠」
和史クン初お目見得とあって、とにかく華やか、豪華。舞台となっている神田明神は3年前のあの場所だなあと思いつつ、ただただ、芸者の美しさ、鳶頭のカッコよさに目を奪われた。途中、松也クンの姿が見えないぞと探していたら、最後に獅子から巳之助クンと2人出てきたから驚いた。あの見事な獅子舞はこの2人だったのか。ぜ~んぜん気づかなかったわ。
さて、和史クンはお父さんに抱かれて(菊ちゃん、お父さんなんだなあ)登場。客の前に出ると、ぱっと手で顔を隠してしまう。ご挨拶をと言われた時も同じ。それが、めちゃかわいい。和史クンを抱く吉右衛門さんの嬉しそうな顔に泣きそうになった。以前、吉右衛門さんは血のつながりがなくても播磨屋の芸を受け継いでくれる人がいればいいと語っていたから、歌六・又五郎一家が播磨屋になってきっと安心しているだろうなあと思っていたところへ、和史クンの誕生、そして初お目見得だもの。その喜びがぐっと胸にしみてきたのだ。
和史クンはずっと顔を隠していたが、手締めはちゃんとやったし、最後にバイバイと手を振ったのが本当に可愛かった。
菊五郎さんと吉右衛門さんの連れ舞はもう見る機会がないかもしれないからと、千穐楽昼の部を見た後に一幕見しようともくろんでいたが、やっぱり体調不良で諦め、この1回だけになった。
「三人吉三 大川端」
この時間帯が一番眠かった。おとせ(右近)の絡む場面は案外あっさりしているような気がしたが、「待ってました!!」の菊ちゃんのセリフはよかったな。駕籠から海老蔵さん(お坊)が声をかけたあたりからあやしくなって、松緑さん(和尚)が飛び出してきてからはほとんど記憶が…。義兄弟の契りが終わったころにやっと意識が戻ってきた。なので、感想はほとんどなし。
この3人で未だ強く印象に残っているのは7年前のやはり5月歌舞伎座「おしどり」。今月は昼の部の「寺子屋」でも共演だが、これからもそういう機会をふやしてほしいな。

「時今也桔梗旗揚」
耐える松緑さん、責める(攻める…のような感じも)團蔵さん、ともにとてもよくて、馬盥の場は場内が緊張感に包まれた。團蔵さんにはこれまでこういう役で大きさを感じたことがあまりなかったのだが、今回は「大きい」と思った。嗜虐的ないじめではなくて、包容力なんてあるわけないんだけどもそうとでも言いたくなるような責め方のような気がした。
松緑さんは、謀反を決意するに至る心の動きが素直に伝わってきて、共感できた。最後、幕が閉まっても高笑いが聞こえてきたところにも光秀の心情が感じられた。
梅枝クンの兄を思う気持ちも素直でよかった。
笑也さんが出ていたんだ、とびっくりして嬉しかった。
「男女道成寺」
花子桜子で現れた時からわくわくした。
海老蔵さん、少し痩せた? 狂言師左近になってから、顔も細く体が小さく見えたのが意外だった。鐘への思い入れはあまり強く感じられなかったが、2人とも生き生きと踊っていて、こちらも楽しく、もうそれだけで團菊祭、「見てよかった」と思った。福太郎クン、福之助クン兄弟が所化で出ていたのが嬉しかった。この2人には活躍してほしいもの。
どなたが投げたのか、手拭が飛んできてびっくり。記念品はふやさないという決意から手も出さなかったのに。でも今回の手拭は嬉しいな。
<上演時間>「勢獅子」27分(16301657)、幕間25分、「三人吉三」28分(17221750)、幕間30分、「時今也桔梗旗揚」87分(18201947)、幕間15分、「男女道成寺」52分(20022054
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階席だと出口までが近い。走って最速で帰れた。

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コメント

まあ、22日sign01 同じ日にご観劇でしたか。こちら12列だったので、手拭いとは全く無縁でした。遠投派がいませんでしたからbleah
私は6日に3階から見て、2回目。和史くん、手締めがすごく上達してましたhappy01 25日間、毎日よく頑張りました。周囲もさぞかし大変だったことでしょう。
舞台写真は滅多に買わないけど、さすがに買っちゃいましたよ。菊十郎さんのもねwink今後も、かつての三之助が、がっぷり組んだ舞台を見せて欲しい、と心から思ったのでした。
*ところでこのページに載ってる広告が「疲れが取れない」云々だったので、あらあら。お互い無理せず、でも楽しみましょうね。

投稿: きびだんご | 2016年5月31日 (火) 10時48分

きびだんご様
あららっ、同じ日でしたのね。
手拭は私の列あたり(7列)が限界だったかも。亀兄弟いませんでしたものね。
和史クン、毎日舞台に出て、成長したんですね。2歳の子がほんとうによく頑張りましたね(周囲もね)。
しまった、舞台写真、私も買えばよかった。菊十郎さんは筋書ではちょこっとしか写っていないんですもの。最近、舞台写真のこと、頭に入っていない…。
今後の三之助のがっぷり共演、魅力的ですよね~。私も大いに期待しますわ。

広告、そうでしたか。きびだんご様の過密スケジュール、本当にお体にはお気をつけてくださいね。私も6月はかなり日程がきついので、何もない日はできるだけ体を休めようと思っています。

投稿: SwingingFujisan | 2016年5月31日 (火) 23時51分

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