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2016年7月16日 (土)

6月分③:外国人のための歌舞伎鑑賞教室

617日 外国人のための歌舞伎鑑賞教室「魚屋宗五郎」(国立劇場大劇場)
去年見逃したので、ぜひ見てみたかったのよね。外国人しか見ちゃいけないのかなと心配しつつチケットサイトにいったら普通に取れたからいいのよね。実際、けっこう日本人もいたし。
160716kokuritu1 まず入口を入ると持ち手のついたクリアケースが配られた。中には英語のパンフレットと無料のプログラムが入っている。それからイヤホンガイドが無料だった。英語、中国語、韓国語、日本語のチャンネルがある。やっぱり日本人もOKよね(まだ、心配してる。何しろ気が小さいもので)。
今回は「歌舞伎のみかた」についてのみです。
「歌舞伎のみかた」
場内が暗くなると、客席がちょっとざわついた。セリがいくつも上がってきて一通りまわると、木佐彩子さんが下手から登場。自己紹介の後、これから歌舞伎について中村萬太郎さんがわかりやすく説明してくれます、というようなことを流暢な英語で話す。木佐さんの「Mantaro Nakamura」で萬ちゃんがスッポンから姿を現す。客席の反応が「ワ~オ」な感じだったのが面白かった。萬太郎クン、英語であいさつと自己紹介をしたが、もちろん初めて聞く萬ちゃんの英語である。なんか不思議な感じがする一方でそんなに違和感もなかった。
萬太郎クン、しばらく花道で、花道とスッポンの説明をしていたら(ここからは日本語、木佐さんが通訳)、木佐さんに舞台に呼ばれ、ツケに合わせて男の走りで舞台へ急ぐ。次に女性の走り方をしたら、とてもウケて笑いと拍手が起きた。女方には女らしく見せるテクニックがあると言って、肩甲骨と内またの説明。
次は見得テクニックについて。客の男女1人ずつを舞台に上げた。2人ともスペインからのお客さんで、5分前に言われたのでfrightenedだって。まず萬太郎クンがお手本を見せるとなぜか笑いが…。木佐さんに「笑いが起きるものなんですか」と言わせてしまう。
見得の効果の説明の後、2人が練習に入る。脚を広げ、両手を広げ、首を右から左へ(逆だったっけ?)ぐいっと回す。練習後、ツケに合わせて本番だったが、ツケ打ちさんが少しとまどい気味だったのは、タイミングを取るのが難しかったからだろう。
さて、何とか見得が出来て安心したところで3人は捕り手に囲まれてしまった。萬ちゃんが「大丈夫、強力な助っ人がいるから」。客席もみんなで声を合せて「カゲキヨ~」と呼ぶと、橋吾景清が上手から現れる。景清の立ち回りを目の前で見た2人は「amazing」。橋吾さんの六方、とてもカッコよくて、前回より感動した。
次は世話物。荒事との違いをスペインの2人も実感したようだった。
「黒御簾は歌舞伎のオーケストラピットみたいなもの」。前回は太鼓、鼓、三味線、笛が舞台に登場したが、今回は大太鼓だけ出しての実演。2人は「こんな大きな太鼓、見たことない」と言っていた。まずは風の音、あるいは悪だくみの音を紹介する。次に萬ちゃんが2人に「この音は何でしょう」とクイズを出すと、「わからない」。「ヒント、空からふってくるもの」で2人は即正解。木佐さんが「ヒント、やさしすぎる」と苦笑していた。次の音は? 2人は「water」。「これも空から降ってくる、冬に」のヒントもやさし過ぎるよね~。即「snow」。「これしかヒントの出しようがない」と今度は萬ちゃんが苦笑。
太鼓打ちを2人が体験したが、女性は力の入れ具合が難しかったという感想だった。木佐さんの「目をつぶってイメージしてみて」で自然や感情を音で表現する歌舞伎の素晴らしさ、わかってもらえたかしら。
お土産が手渡された2人が舞台を下りると、宗五郎の説明に移る。
磯部家での出来事が語られる時に不安の太鼓が鳴る。悲しみの宗五郎家に対してお祭りの音楽が鳴る…。ちなみにおなぎが持ってくる酒の樽は3.6L入りだそうです。
「時代も文化も違うけれど、人の気持ちはわかると思う」。

宗五郎では、宗五郎が次第によっていく様が外国人にウケていた。あの時代お殿様が謝罪することの意味ってわかってもらえたかなあ。日本人の私でさえ、あんなに憤っていた宗五郎が簡単にそれを捨てちゃうことへの疑問を覚えたんだから…。でも、時代も文化も違うけれど、人の気持ちはわかるんだよね、きっと。
英語のイヤホンを興味津々聞いてみたのだけど、そっちを聞き取ろうとすると注意がイヤホンにいってしまい、芝居に集中できなくなる。それで早々とイヤホンは諦めた。
160716kokuritu2_2 上演時間は、「歌舞伎のみかた」と幕間が通常より10分延長になっていた(自分は写り込んじゃってるし、文字はちょん切れちゃってるし、へんな写真しか残っていないけど、載せておきます)

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