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2016年9月10日 (土)

迫力と知識が楽しい「海のハンター展」

92日 「海のハンター」(国立科学博物館)
160910aozame 夏休みが終わったので行ってきた。
科博の展覧会は、携わった科学者の自分が調べたこと、見つけたことをみんなに知らせたい、わかってほしいという熱意が感じられて、展示がわかりやすくてとても楽しい。写真
OKというのも嬉しいし(ばかみたいに写真撮ったから整理が大変だった)。
圧巻はやっぱりサメ‼
アオザメ(上の写真)、シロワニ、ホホジロザメ(下の写真)等々。中でもホホジロザメの初のホルマリン漬けはずいぶん話題になったし、今回の目玉である。
何もかも紹介したいけれどキリがないので、詳しくは→ココで(と丸投げ)。
海のハンターたちが捕食にさまざまなテクニックを使えば、弱い生物たちには「食べられないためのテクニック」があるというのが面白かった。小さな魚が大きな群れをなす(「弱い魚が協力して捕食 160910hohojirozame_2 者を避けているように見えるが、群れ自体は個体の利己的な行動の産物と言える」という解説は興味深い。つまり群れの中心にいれば襲われにくいという自己中心的な考えから群れができる、ということだそう。そうか、そんなこと考えたことなかった。)とか、粘液を出して捕食者を窒息させる(粘液は海水に触れるとゼリー状になって自分の数十倍にもふくらむそうだ)とか、寄らば大魚の陰とか、毒をもつとか。マンボウがやたら大きいのは、とくに頑丈な皮膚をもたないので、丸呑みされないためだとか。
ず~っと見てきて、最後にハッとさせられたのは、「ヒトも海のハンター」というコーナーである。それまで、海の生物どうしの食物連鎖を考えてきたのだ、ここへきて、そうだ、ヒトが一番危険なハンターなのかもしれないと気がつかされた。日本では海の資源を守るためにも養殖が研究されており、マグロやニホンウナギ、クエの完全養殖が成功している。成功に至るまでの研究者の苦労を思えば、また養殖とは言っても魚も命あるものだと思えば、大事にいただかなくてはいけないなあとあらためて心に刻んだ。

 

160910sirowani2_2
シロワニ。
サメの歯は、前列の歯が捕食によってボロボロになると、後列の歯が前に移動してきて次々と生えかわるんだって。羨ましいような恐ろしいような。

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