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2016年11月 5日 (土)

振り返る9月場所-はまった幕下以下の取組

大相撲九州場所初日を13日に控え、昨日4日の「徹子の部屋」は北の富士(9月場所で、今日5日は「がっぷり総見」、また深夜の「はくがぁる」は相撲学ということで、私の中の相撲熱も徐々に盛り上がりつつある。
そこで「がっぷり総見」に倣って9月場所をちょっと振り返ってみた。9月場所は、悪いことに幕下以下の相撲を見るのにはまってしまって…。ま、徒然なるままに。
その前に、9月場所の北の富士解説で一番ツボだったのが、11日目の審判交代時、豪栄道 vs 稀勢の里の先々場所、先場所のビデオが流れた後、「お客さんに話しかけられていましたね」と言う大坂アナへの返事。「長生きしてねと言われましたよ」。大坂アナも「それはみんなが願っていることではあるんですが」と苦笑?


・けっこう年配の力士が多い。三段目は80何枚、幕下は50何枚もあり、十両から幕内に上がれるのはほんの一掴みであることがわかる。十両以下で相撲人生を過ごす力士がたくさんいるということだ。芝田山部屋の翔傑は40歳、通算出場896回で、九州場所では900回を目指す。こういう力士を応援したくなるではないか。
・三段目くらいになると元幕内や元十両力士もいるから身体が出来上がっていることも多い。元幕内、元十両は怪我で落ちている人も多いわけで、栃ノ心みたいにそこから又這い上がっていく力士もあり、やっぱり応援したくなる(9月場所序の口優勝の舛の山、頑張れ!!)。もっとも、こう力士の怪我が多いと、相撲界全体で何とかしてほしいと切に願うわ(そもそも、大型化し過ぎだよね)。
9月場所限りで引退した三段目の琴仁成(花道で師匠の佐渡ヶ嶽親方から花束をもらっていて、じ~んとした)、引退後は理学療法士の勉強をしたい、怪我をしない力士を増やしていきたい、経験した者にしかわからないが事前に伝えれば怪我が減ると思うと語っていたそうだ。
9月場所での引退は、ほかに三段目の十勝海(八角部屋)、序二段の大天佑(山響部屋)。大天佑は名前からもわかるように、北天佑の二十山部屋に入門したが、親方の死去に伴い北の湖部屋に移った。36歳。引退は時天空も含めて14人。
豪栄道の同期が下のほうでまだ取っている。引退して親方になった人も、残って相撲をとっている人も、みんな同期の優勝を喜んでいるのが、とても嬉しい。
・幕下の諫慎、豪栄道の付け人である。前日のインタビューを間近で見ていた時には込み上げてくるものがあって大関の顔を直視できなかった。かつて自分が膝の大けがをした際に豪栄道に絶対くさるなと声をかけてもらって、それに支えられて今がある(序の口まで落ちたんだそうだ)。怪我を乗り越えた大関は憧れの存在。少しでも近づきたい、と語っていた。千穐楽の取組は思いっきり気合いが入って鳰の湖に勝った。やっぱり怪我、怪我、怪我との戦いなんだ。
・仕切が近くて、誰だったか、仕切り線を越えて手をつき、注意を受けていた。
13日目に4分半を超える取り組みがあった。時計係の審判がそわそわして、4分を過ぎたところで審判長に手振りで合図していたが、そのまま勝敗がついた。幕下以下で水が入ることってないのだろうか。
14日目にはじめて十両で相撲を取った幕下の明生(立浪部屋)、相手の朝弁慶に勝利し、力水のつけ方を呼び出しさんに教わっていた。部屋の先輩にも指導してもらったそうだが、柄杓の持ち方とか確認していたのが初々しい。
14日目ともなると、それぞれの段の上と下は1番が大事(もちろん、どの力士も11番が大事だけど)。この1番で上に上がれたり、下に落ちたり。十両、幕の内は6番が目安らしかった。安美錦は6番勝てば十両残留と言われていたが、見事勝ち越した。相撲の取り方を知っている、さすが。天風は1番足りず十両落ち。

その天風だが、「がっぷり総見」ではおなじみ、一時は相撲やめて食レポやったほうがいいんじゃないかというくらい、食べっぷりはいいし、キャラはいいし。でも「天風くんが行く」なんてコーナーをやってちゃ、相撲はダメなんだわ。コーナーがなくなったら強くなった。今はかわりに「勢翔太の寄り道巡業」になったけど、成績はイマイチ。このコーナー、鬼門かも。天風は朝日山親方に、あれは十両から幕下に落ちるタイプだと言われていたが、今回のインタビューの受け答えは「真面目か!」と突っ込みたくなるほど真面目で驚いた(もちろん、愛嬌も忘れてなかったけど)。同時に新入幕した千代翔馬が勝ち越したからやっぱり自覚が目覚めたか。あまちゃん、すぐに幕内に戻っておいで。
・千穐楽、幕下の高立(木瀬部屋)vs 福轟力(荒汐部屋)に物言いがついた。長い協議の結果、軍配とおり高立の勝ちになったが、それを場内に知らせる田子ノ浦審判長(元・隆の鶴)が言葉に詰まってしまい、場内から応援の声がかかっていた。初めてなのかな。誰にでも<初めて>はある。
・幕下の舛東欧(千賀ノ浦部屋)は平成16年の世界ジュニア大会決勝で豪栄道に負けている。平成16年なんてついこの間かと思ったが、12年も前のことで、ジュニアは大関になっているんだなあ。
・三段目優勝、木瀬部屋の木崎(日大出身、三段目西39枚目)。同学年の小柳(農大出身)が新十両を確実にしている。同世代の活躍は素直に嬉しい。自分たちのレベルもその位置にあることが証明されているような気がして、彼を応援しながら切磋琢磨したい。今度幕下に上がるので、来年関取になれるようにしたい。なんていい子なんだ。応援するする。
・幕下、千穐楽の芝(木瀬部屋)vs 彩(錣山部屋)は、一文字どうしで珍しい。面白い四股名が多いよね。「湘南乃海」(高田川部屋)にはびっくりしたわ。そういう名前を見つけるのも楽しみ。
・幕下の取組を5番残したところで十両の土俵入りがある。なんで?
・さて、九州場所最大の関心事は、服部桜の成長だ。9月場所の敗退行為は、首を痛めていたための恐怖心からということで、わからないではないが(金星相撲部の子たちが一度頭から当たった痛みに恐怖心を覚えて、立ち合いから逃げ腰なのを見ていたから、気持ちはわかる。立ち合いでぶつかる、ってすっごく大変なことなんだな)、好きで入った相撲界なんだし、体をしっかり作ってまずは1勝(一応、これまでに1勝はしているけど)を目指してがんばれ。序の口だからテレビではやらないけれど、応援している。

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