« 「禅―心をかたちに―」 | トップページ | 文化人政宗の一面を知った「松島瑞巌寺と伊達政宗」 »

2016年11月10日 (木)

2万4千冊、一見の価値あり:東洋文庫ミュージアム

11月10日 「本の中の江戸美術展」(東洋文庫ミュージアム)
161110toyobunko1_2
ずっと前から行きたいと思っていたところ、お誘いを受けたので行ってみた。
161110toyobunko2
東洋文庫って、すぐ近くに医師会があるので医師会関連かと思っていたら(「解体新書」があるっていうイメージが強くて)、勘違いもいいとこ。もとは国会図書館の支部だったそうだ。今は公益財団法人。
161110toyobunko3
今、やっているのが↑。「本の中の江戸美術展」。
161110toyobunko4
江戸美術を見る前に、「モリソン書庫」。
オーストラリア人ジャーナリスト、G・E・モリソン(1862-1920)の東洋に関する書物のコレクションで、その数なんと約2万4千冊!! 写真下方で光っているのはガラスケース入りの書物。その上で光って見えるのはライトではなくて全部書物!!
これを全部購入した三菱三代当主岩崎久弥氏の財力と慧眼に感嘆する。

161110toyobunko5
イタリア語に翻訳された「仮名手本忠臣蔵」(1948年)。訳者マリオ・マレーガ氏。
このページは二段目かな。

161110toyobunko6
ドナルド・キーン氏による「国姓爺合戦」(1951年)の英訳。
161110toyobunko8
「春の曙」。なななんと、歌麿・北斎が1図ずつ挿絵を担当した狂歌本だそうで、現存は3冊しかないのだとか。このページは北斎。
161110toyobunko7_3
「東海道細見大絵図」。わかりにくいけれど、真ん中より左寄りに江戸があって、左へ向かい、富士山を迂回するようにして上へ進む。道なりにさらに進むと名古屋から京都三条大橋へたどり着く。53宿駅を1枚に描いた鳥瞰図は素晴らしい!!

「東方見聞録」(1496年ベネチア刊)、「天正遣欧使節記」(1586年ローマ刊)、日本で最も古い印刷物とされる「百万塔陀羅尼」、そして国宝「史記」(1145年書写)等々、もっともっと紹介したいけど、それは次の機会に。
なお、写真撮影は基本的に可だが、一部NGのところがあった。春画が含まれるためらしいが、そこのコーナーに「撮りた~い」のがたくさんあって残念。


東洋文庫は駒込駅から徒歩7~8分だろうか。本郷通りに並ぶ店を横目にしながら、歩いていても全然苦にならない距離だった。
ぜひご一見を。



|
|

« 「禅―心をかたちに―」 | トップページ | 文化人政宗の一面を知った「松島瑞巌寺と伊達政宗」 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

東洋文庫、なかなか行けない場所の一つなんですよね……。たまたま数日前、知人からこちらの「東洋学講座」の案内が来たところ。なんという巡り合わせ。講座のテーマは「江戸の書物文化」だそうで。聴講無料で、こういうこともやってんのね!でした。
そういえば別件で目黒区美術館「色の博物誌」もお誘いが。こちらは「江戸の色材を視る・読む」というサブタイトルですが、この美術館では継続的に「色の博物誌」シリーズを展開してるのを初めて知りました。こういう試みもとても興味深く思ってるところです(岡山の国絵図が出てるのbleah)。

投稿: きびだんご | 2016年11月11日 (金) 14時41分

きびだんご様
こんばんは。コメントありがとうございます。
いやぁ、ほんと、なんというめぐり合わせ!! 東洋学講座、興味津々の内容ですね~。夜なので行かれないのが残念(昔住んでいた巣鴨に今もいればなぁ)。
「色の博物誌」もとっても面白そう。私もこのシリーズ知りませんでした。小規模な美術館も含め、あちこちでいろんなアイディアの展示が行われているんですね。たまには定番以外の美術館にも行ってみたくなりました(岡山の国絵図、HPで見ました。きびだんご様としては、ぜひ実際にご覧にならなくてはねwink)。

投稿: SwingingFujisan | 2016年11月11日 (金) 22時27分

こんばんは。

東洋文庫、大好きです。
ってか、実は都内で一番好きな場所なんです、ここ。今回の展示はまだ拝見していませんが、もう何度となく足を運びました。モリソン書庫、最初に行ったときはめまいがするかと思いました、幸せすぎて。あそこに座っているだけで、高揚してきてしまいます←危ないヤツ?

東京都の庭園に行っても感じることですが、さすが「大三菱」!今時のお金持ちとは全てが違いますね。

明日は120三田会の「還暦を祝う会」に行きます!のからつぎでした。

投稿: からつぎ | 2016年11月11日 (金) 23時44分

からつぎ様
こんにちは。コメントありがとうございます。

東洋文庫ファンの大先輩ですね!! 都内で一番お好きな場所とは、元地元民(厳密にはほぼ地元民ですが)としては嬉しい限りです。
モリソン書庫、圧倒されました。今回は1人じゃなかったので、次からはマイペースで圧倒されてみたいと思っています。一度きっかけができて足を運べば、次は気楽に行かれますもの。
本当にさすが大三菱ですわ。そして昔の財閥は文化にお金、それもケタ違いのお金を使った。そのおかげで今の私たちが豊かな気持ちになれるんだなあと思います。

お、三田会ですか。120三田会は活発に活動されているんですね~。楽しくお祝いしていらしてね。

投稿: SwingingFujisan | 2016年11月12日 (土) 14時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「禅―心をかたちに―」 | トップページ | 文化人政宗の一面を知った「松島瑞巌寺と伊達政宗」 »