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2017年2月24日 (金)

まさに千年の至宝「春日大社」展

222日 「春日大社 千年の至宝」(東京国立博物館)
170224kasuga1 恥ずかしながら、春日大社のこと、こんなに何も知らなかったとは‼ 
まず、どなたをお祀りしているのか。武甕土命(たけみかづちのみこと)が第一殿の祭神。常陸の国から鹿に乗り、御蓋山山頂に降臨されたのだそうだ。その後お迎えした経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)が四棟の本殿が造営されたとのこと。しかし古代の神様のお名前、人名は読めない。「歴代天皇総覧」という本も、古代でつまづいてただ今休読中。
御本殿は拝観できないということも知らなかった。それだけ春日大社が神聖な場所であるということ――実は一般観光客が簡単に拝観できるんだと思っていた。サラメシ見たのにそこまでは気がつかなかったわ。

さて、展示品数はトーハクであるから膨大な量である。ぜんぶお宝である。リストをチェックしながら見ていったのだが、リストの並びと展示の並びがうんとかけ離れている部分もあって、でもどうしてそんな並びになっているのかを考える余裕もない。展示品は、春日大社創始の歴史や御神鹿に関連する資料、美術品、繊細で美しい本宮御料に若宮御料(平安の正倉院と言われているそうだ)、信仰に関する像や絵巻、曼荼羅など、武具、芸能関連の作品(衣裳や面も)、そして式年遷宮に関連した資料に狛犬など。
何点もある春日鹿曼荼羅や春日宮曼荼羅からは、春日大社が神鹿の社であること、また春日大社の位置づけなどがわかるようであった。神鹿の背に榊が立っていてその上の円相に武甕土命が描かれている鹿曼荼羅には降臨ドラマが感じられてちょっとドキドキした。
「春日権現験記絵 巻十二」は絹本最大の絵巻で、めったに見られない原典である。そのため、ここだけは並んでいる。並んでも見たほうがいい。後のほうでその写本も展示されていた。できたら、両方を並べて比較したいところだったが…(ま、比較したところでわかりっこないんだけど)。
「鹿図屏風」は330年前のもので、鹿がほぼ原寸大に描かれている。
「延喜式 巻一」は九条家に伝わる現存最古の写本。最古の律令写本というだけで、なんかぞくぞくしてしまった。
「毛抜形太刀」は復元模造ではあるが、とてもとても美しい。刀も何点か展示されていたのだが、実はこの展覧会から帰った後で「ぶらぶら美術館博物館」の「日本刀入門」を見たのが何とも悔しい。番組を先に見ていたら、刀の見方も変わっていたのに(というわけで、2日後、静嘉堂文庫の「超・日本刀入門」を見てきました)。

興味深かったのは、人は見えない神々の姿を目にしたいと願う、そこでそのお姿を人の形にして描いたというようなこと(だったと思う)。それって、すごくわかるもの。
普段は拝観できないという第二殿の御間塀(おあいべい)が再現されており、絵馬のもととも言える壁画が2枚展示されていた。また、昨年の式年造営でお役目を終えた狛犬と獅子も展示されていた。狛犬と獅子がお役目を終えて神殿からおろされる(撤下というそうだ)ということも初めて知った。
若宮おん祭で使用されたという鼉太鼓の巨大なこと‼ その音をぜひ聞いてみたい。
170224kasuga2_2 最後は回廊沿いに並んでいる釣燈籠。ここだけはなんと撮影可。展示でも十分幻想的だが、実際に並んでいるところを見たらもっと何か感じるものがありそうだ。
3
12日までの会期で、あまり遅くいくと混みそうだから私にしては早めに行って正解。空いているとは言えないが、展示品はかなりじっくり見ることができた。全部をゆっくり見るためには最低でも2時間は必要(この後、約束があって、芸能関係の展示はちょっと駆け足になってしまった)。
詳細は→ココココをごらんください。
そういえば、入口でこんなものをいただいた(↓)。春日大社の神聖な竹柏の葉を模したシールだそうで、帰りにはもう本日の配布分終了と出ていた。竹柏という木も初めて知った。春日大社境内がその自生の北限なんだそうだ。
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