« カブキブ、見てる | トップページ | 四月歌舞伎座昼の部 »

2017年4月23日 (日)

ここだけの話かも?:歌舞伎夜話、亀鶴丈

419日 歌舞伎夜話 中村亀鶴丈(歌舞伎座ギャラリー)
亀鶴さん、声が大きいから大丈夫だろうと最後列を取ったら(終わったら早く出られる。って、そんな理由で席を選ぶ)、普通の会話トーンで早口、「ここだけの話ね」が多いし、こそこそっという部分もあって…(マイク使ってほしいと思うのは私だけでしょうか。こっちの耳がそろそろ医者行きかも)。ということで途中でメモを諦め集中して聞くようにしていたので、聞こえてかつ記憶している範囲で順不同で(話がバラバラでつながらないのはご容赦を)。それから、ここだけの話がどれだったか忘れちゃったので、そこに触れちゃったらごめんなさい。

・「氷艶」の台本を持って登場した亀鶴さん。表紙に130円かかっているそうで、客席が「おお~」とどよめくと、「それ、『おお』となる? 中途半端な額でしょ。500円なら『おお』だけど」と笑わせる。ちなみに歌舞伎の台本は三交社というところで印刷されているとのこと。
・歌舞伎ができる小劇場があるといい。普段見ない人がいきなり歌舞伎座で1万円以上というのは<敷居>じゃなくて<値段>が高い。1万円以下で見られる歌舞伎をやる劇場がほしい(同感‼ 普段見ている人だって毎月毎月そんなお金出せないから3階の一番安い席で見ているのだ。まずは、料金設定をもっと細かく分けてほしい。1階の1列目と16列目が同じ18,000円、また列だけでなく席の番号でも見え方に違いがあるもの。でも小劇場で常打ちとなると色々な人員確保が大変だろうなあ)。
・染五郎さんには「よっちゃんは声担当」と言われている。
・スケートに関しては刀を持つとテンションが上がってけっこう何とかなる。スケーターの人たちも刀を持つとテンション上がってる(染五郎さんが高橋大輔さんに刀の持ち方とか指導している映像見たっけ)。
・立ち回りは芯の人はほとんど動いていない。いかに芯が動いているかのように見せるのが周りの仕事。
・染五郎さんはすごい人。「髑髏城の七人」で別の役者さんのを見て染五郎さんの凄さがわかった。別の役者さんが悪いわけではない。染五郎さんがすごいということ。染五郎さんと一緒に出られるのは光栄。
・「氷艶」で第一声を放つのは亀鶴さんだそうで、歌舞伎界初のチャレンジだから、それを知っただけでも見たくなる。でも高い。アリーナ席(26,000円)は無理としてせめてスタンドSS席で見たいよなあ。18,000円かぁ。あんまり高いから諦めたのだけど、3日間6公演だし、それだけの価値はありそう…。亀鶴さんも「子供たちに見てほしいけど高いよねえ」と言っていた(台本を読んだ瞬間、なんにも考えずにただ面白い芝居だと思った。だから子供たちにも見てほしいとのこと)。公演にお金がかかるのはわかるからなあ(ひょっとしてひょっとするかもしれないサプライズがあったら、絶対見なきゃ損だよね)。
・子供たちに歌舞伎を見てほしいので、学校などにできるだけ出かけている。
・初音ミクの話から、「そのうち歌舞伎座にも六代目のボーカロイドが登場したりして」。戸部さん、それはないでしょ、という感じだった。亀鶴さんは初音ミクを知らなかった。元宝塚だと思っていた。それより、ある有名なメダリストを知らなかったそうで、これには客席も「え~」。その名はなんと北島康介‼ 6月は博多座で久しぶりに獅童さんと一緒と聞こえたような気がしたが、公演情報に名前がないから聞き間違いかも。
170423kikaku1 ・ギャラリーのステージには「氷艶」の弁慶の衣裳が展示してあったが、「この衣裳を着て六本木を歩きたい、LUNA SEAのコンサートに行きたい」…「冗談ですよ」。河村隆一さんと親しいらしい。そういえば一緒に芝居もしていたんだっけね。
・円形劇場は嫌い。客に背を向けるのは違うと思う。でもスケートリンクは別。
・せり上がりは乗っていると気持ちいい。「氷艶」でもセリを作りたかった。
・何の芝居だったか聞き洩らしたけれど、小刀が折れたので咄嗟に二刀流にしたらカッコよくて気持ちよかった。毎日やろうとしたら、立師に「やめとこ」と止められた。NHKの収録本番でやってやろうと思った。

赤坂歌舞伎について(実際は赤坂も氷艶も、あっちこっち話が飛んでいた)。赤坂歌舞伎はまだ見ていないのでその話題になるとついていけないところもあったが、TBSの宣伝番組のおかげで大まかにはなんとか…。
・稽古中、自分たちが見ていていい芝居だと思ったが、お客さんがどう思うか不安だった。ない物をあるように見せる(これって、ずっと前に蜷川さんか誰かが演劇の基本というようなことで言っているのを聞いた記憶があるのだけど、どなたがいつどんな時に言っていたのかがどうしても思い出せない)。今の人たちにウケるのか。初日は緊張した。
3月は稽古ばかりでストレスがたまった。
・自分は相手の言っていることを演技で返すだけ。
・今は歌(七之助)より太郎(勘九郎)に愛情をもつようになっている。
・いてうさんの話もしていたけれど、よく聞き取れなかった。

その他
170423kikaku2 ・先輩と飲みに行くと普段は教えてくれない芸の話をたくさん喋ってくれるから、先に帰ることはしない。
・昼夜同一興行の時の気分の切り替えは、「寝る」。「30分寝る」。(やはり睡眠は大事なんだな)
・化粧を落とすときは拭き取らない。拭き取ると肌が荒れる。(私も今ではやっていないけれど、これからも拭き取りはしないようにしよう)
・「ども又」は好きでなかった。しかしある時天王寺屋の伯父に無理矢理パリ公演に連れて行かれた(1997年?)。当時、他にやりたい、いい役があったんですよ。ところがパリで伯父と雀右衛門さんがやった「ども又」に連日客が泣いた。それから「ども又」は大好きになった。
・カッコいいと思う役者は天王寺屋の伯父(天王寺屋がカッコいいという役者さんは多いと思う)。
・名前は「よっちゃん」と本名で呼ばれることが多い。役者の名は襲名で変わるので本名で呼び合う方がいいかな。
・やりたい役は寺坂平右衛門。一番カッコいいと思う役は大星由良之助だが、やりたくはない。
・歌舞伎で新作をするなら、「ベルばら」。「ワンピース」のような感じではなく、歌舞伎として時代や設定を変えて。男装の麗人を男性が演じる(っていう歌舞伎の演目、何かなかったっけ?…これはぜひ実現させてほしい)。
・ジェームズ・キャメロンが「タイタニックは客を集めるための映画、自分が作りたいのはエイリアンみたいな映画」と言っていた。作りたいものを作りには製作費がないと…(何に絡めた話だったか。「氷艶」でもっと製作費があればセリも作れるし、もっと色々やりたいことがあるというようなことだったかしら…)。
<トーク時間>90分(19002030

|
|

« カブキブ、見てる | トップページ | 四月歌舞伎座昼の部 »

歌舞伎ミーハー日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カブキブ、見てる | トップページ | 四月歌舞伎座昼の部 »