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2018年1月

2018年1月31日 (水)

スーパーブルーブラッドムーン

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21時36分頃。
180131moon2_3  
22時58分頃。
肉眼でもはっきり見えるとやっぱりちょっとコーフンする。
カメラをいじったのは久しぶり。最近すっかりスマホのカメラになっちゃったからなあ。

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2018年1月29日 (月)

初春歌舞伎Bプロ

124日 初春歌舞伎Bプロ(新橋演舞場)
筋書きにまだ写真が入っていないってどういうこと? 千穐楽を2日後に控えたこの日なのに。
「日本むかし話」
序幕:プロローグ、序章、第一章、第二章
序章は「ハムレット」?と思ったら、后(吉弥)は大王の悪い弟・磐面大臣(九團次)の后にはならなかった。天の川に流された子(モーセみたい)がかぐや姫になるのか。物語は磐面大臣が投げ捨てた不思議な石をめぐって展開される。
この後のそれぞれの章(三章、五章を除く)にメッセージがありそれには同感できるのだが、ストレートすぎて、もうちょっと「込める」感じならいいのになあと思った。
第一章の「竜宮物語」がどうもいけなかった。乙姫(笑也)がヒステリックで好きになれない。右團次さんが若くて美しい浦島太郎だったのは嬉しかったけれど。
第二章の「桃太郎鬼ヶ島外伝」も好きになれなかった。
二幕目:第三章、第四章
第三章の「竹取」は麗禾ちゃんの可愛らしさで満足。去年、勘九郎ちゃんの時にも思ったことだが、6歳の子があれだけの客の前で堂々と演じ舞うことにあらためて凄いと感心した。
第四章の「花咲翁物語」、ABKAIで挫折したこの物語だが、今回は楽しめた。右團次さんの正造爺(又老け役ね)と笑三郎さんの女房セツ婆がとてもよかった。右團次さんは存在感があり、笑三郎さんはしっとりと品よくきれい‼ セツ婆という役名ではあるが、正造爺に比べればずっと若くて、得松爺(獅童)に言い寄られる時も「若い」と言われていた。獅童さんは好きな役者さんで応援もしているのだが、凄み方が乱暴で、そのあたりはあまり好きになれない。海老蔵さんのシロは犬言葉のせいか声がふわふわしていたが、ABKAIの時よりはずっと好感がもてた。獅童さんに楽屋落ちで色々言う場面では獅童さんの笑いがなかなか止まらなかったが、毎日そうなんだろうか。
桜が咲いた時には感動した。「一緒に見とうござりまする」にはしんみり…。宙乗りでは小屋だけでなく
3階右側一扉からも花びらが吹き出してきて、その勢い、量たるや、客席を興奮させるに十二分。こんなに大量の花吹雪は初めて見た。しかし風向きの関係で私のいた右側後方ブロックには花びらは落ちてこなかった。幕が閉まった後、30秒くらいの間、足止め。海老蔵さんが小屋から楽屋へ駆け抜ける時間稼ぎだろう。

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2018年1月28日 (日)

浅草歌舞伎第二部

120日 浅草歌舞伎第二部(浅草公会堂)
土曜日とあって、さすがに浅草は賑わっていた。公会堂も大向こうさんが立ちっぱなしで、それだけ入りがよいのだと、浅草歌舞伎を応援したい者としては嬉しい。
公会堂、男性を含めやけに着物の人が多いなと思ったら、この日第二部は「着物で歌舞伎」だったのか。係の職員さんたちも着物を着ていた。着物でない私も記念品をいただいて、ちょっと申し訳ない気持。記念品はいらないといいながら、やっぱり嬉しいの。
そういえば、公演期間中走っていたという公募デザインの人力車のこと、すっかり忘れて、見逃した。公募の番組は見ていたのに‼
「お年玉ご挨拶」

巳之助クン。スーツ姿で登場し、最初から飛ばす。「歌舞伎美人」でもレポされているが、着物の日なので敢えて逆にスーツにしてみたとのこと。歌舞伎役者って着物しか着ないと思われているようだが、そう思っている人と訊いたら、何人かいたみたい。「スーツもスウェットも着るんですよ」(取材で蕎麦以外食べるのかと聞かれたこともあるそうだ)。「スーツでも正座が多いので(とここまでは正座。立ちあがって)膝からスーツがダメになる。歌舞伎役者あるある、です」。「着物と言えば新年早々、心が痛む事件があった。知人の呉服屋も被害にあったが、何よりも晴れの日に着物を着られなかったことが悲しい」。
(定番の)初めて歌舞伎を見る人――ちょこちょこいた。「歌舞伎は古典芸能とは言われるがエンタテインメント。セリフ等わからない人はプログラムとイヤホンガイドを」。挨拶の後、すぐ操三番叟が始まるので、と三番叟だけ簡単に説明をした。それからこれも定番の携帯に関する注意。「電源を今一度ご確認ください。静かな時こそ鳴るんです。御浜御殿では5回ほど鳴った」。そして最後は口上口調で締め。
巳之助クンもとても慣れた口調で楽しく話を進めていた。
「操三番叟」
萬屋父子が翁と千歳で一緒に舞台に立っているのがミーハー的には萌え。この2人だけの舞は初めて? 錦之助さんの気品が際立っていた。千歳は若さの象徴、と隼人クンが筋書きで言っているが、たしかに錦之助翁の前では幼く見えた。
2
人が引っこむと梅丸クンが登場。予備知識なしで行ったので、え~、梅丸クンが後見?!!と内心興奮。三番叟は種之助クンで、2人とも楷書で教わったことを丁寧にやっている感じがした。スタートはそれでいいと思う。
「引窓」
歌昇さんの南与兵衛(南方十次兵衛)がとてもよかった。郷代官に取り立てられた嬉しさに好人物であることが現れている。なさぬ仲の母親に濡髪の絵姿を売ってくれと言われ、やや考え、はっと気がつく与兵衛、その瞬間の与兵衛に泣けた。その後、「鳥の粟を拾うように貯めおかれたその銀、仏へ上げる布施物を費しても、この絵姿がお買いなされたいか」と確認する与兵衛(この後のお幸のセリフにも「未来」が出てくる)、その後のお幸との遣り取りにも泣けた。濡髪に聞かせるように逃げ道を口にする与兵衛、歌昇さんは与兵衛の心の動きを丁寧に、そして与兵衛になりきって表現していた。ここのところの舞台を見ていると、播磨屋での地道な修業が花開き実を結ぼうとしているのがよくわかる。

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2018年1月27日 (土)

初春歌舞伎Aプロ

116日 初春歌舞伎公演Aプロ(新橋演舞場)
なんで昼の部夜の部ではなく、AプロBプロなんだろう。来年もAプロBプロになるのかしら。
「天竺徳兵衛」

これも、澤瀉屋バージョンがとても面白かったという記憶があり、それとどうしても比べてしまう。澤瀉屋版と今回のものは違う部分も多々あるし、今回は話がだいぶ整理されているので比較してもしょうがないのだけれど…。
徳兵衛の帰国話は、中国では間が悪くトランプという大金持ちが来ていて、習がそちらにかかりきり、自分は肉まん1個でそのために病気になったが無事天竺へ。庄屋に病気はもうよいのかと聞かれた徳兵衛が治ったと言うと大拍手。元気な姿が見られて本当によかったと思う。さらにはイギリスでは王子が役者と婚約、自分にも息子が生まれてめでた続き、ということで客席大ウケ。
獅童さんはかっこいいし、徳兵衛のニンだとは思うものの、ところどころ発声がちょっと乱暴な気がした。
右團次さんは屋号は変わっても澤瀉屋を支える重鎮となりつつあり、老け役が多くなっている。若く美しい役も見たい。この願いは後に細川政元、夜の部の浦島太郎でかなえられる。ところで、おやおや、ここでも細川政元か(国立の小栗判官でも時さまの細川政元が)。蝦蟇の術を会得させ、明を再興せよと言う父(吉岡宗観、実は明の旧臣:右團次)の望みを息子(徳兵衛)が引き受けると父は「その言葉こそ未来の安堵」。小栗判官同様、ここでも「未来」の言葉。
大蝦蟇、蛙の立ち回り、木琴での(黒御簾でも)「蛙の歌」演奏、と面白い場面が続く。徳市に化けた徳兵衛が水に飛び込む場面は、なぜ何度も?と思ったら、徳市から偽勅使への早替りのためだったのか。ちょっとくどい。
舞台で九團次・右團次・松江(奴鹿蔵)が蝦蟇と立ち回りをしている間に花道では葛籠抜けの準備。獅童さんの葛籠抜けは実にかっこよかった。宙乗り小屋に入る時はスモークで顔がよく見えなかったが、小屋の中で3回吠えていた。
九團次さん(梅津掃部)は薪車時代いい役者さんだったが、九團次になってもいい役者だ。そういえば、先日地下鉄の広告で九團次さんを見てびっくり。だって、なんとライザップなんだもの。「椿説弓張月」であんなに素晴らしいボディ(当時6パックだったよ)を見せてくれた九團次さんがぽっこりお腹…。TVCMももう始まっているそうだけど、私はまだ見たことがない。

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2018年1月24日 (水)

必見、仁和寺と御室派のお宝

115日 「仁和寺と御室派のみほとけ」内覧会(東京国立博物館平成館)
「仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ」、また「これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて」――私にとって仁和寺と言えば、徒然草である。その仁和寺へは多分1回だけしか行ったことがない。徒然草からイメージしていたものとは全然違う、早朝の静かな空気と広い伽藍に圧倒されたものだ。という程度の認識しかなく、このたび仁和寺の歴史を知って勉強になった。

1章 御室仁和寺の歴史
2章 修法の世界
3章 御室の宝蔵
4章 仁和寺の江戸再興と観音堂
5章 御室派のみほとけ

光孝天皇が建立を発願、888年(仁和4年)に宇多天皇が完成させた真言密教の寺院で、皇族が門跡を務めてきたということで、皇室と深いつながりをもつのだそうだ。 
ということで、最初に興味深く見たのが高倉天皇はじめ各天皇の宸翰消息(第1章)、すなわち天皇直筆の書である。文字についてはわからないけれど、歴史で習った天皇たちの自筆というだけでミーハー心はわくわくするのである。
そして圧倒されたのは「三十帖冊子」(第1章)。空海が唐で伝授された密教経典などを書写して持ち帰ったもので、書写は空海だけでなく唐の写経生にもよるのだが、その細かくびっしり書かれた冊子を見ると、内容はもちろんわからなくても、勉強の密度の濃さに胸を打たれる。コピー時代には考えられないような熱を感じた。2週間のみ全帖公開だそう(もうじき公開時期終わってしまう)。
医学に関係する仕事をしていたこともあって、「医心方」「黄帝内経」(第3章)を見られたのは嬉しかった。
子島寺の「両界曼荼羅」(第2章)がすごい。私が見たのは胎蔵界であるが351.5×306.2cm紺地に金泥
豊富な文書、仏画、曼荼羅、仏像、彫像、全国の御室派寺院の秘仏(以前に行った屋島の寺も御室派だったとこの度知った)、そして展示室に再現された仁和寺観音堂(第4章)。33体の仏像に壁画は撮影OK。壁画に囲まれた通路は何とも言えない雰囲気で、しばしこの空間に佇みたいと思った。秘仏(第5章)はめったに見られないまさに秘仏であり、たとえ見られなくてもそれが安置されているお寺へも足を運んでみたいと心がうずいた(どこでもドアや~い)。運慶展に勝るとも劣らず、これら必見の展示品の数々(国宝、重文がずらり)は、この展覧会も行列ができそうと予想させる。
私は3時ごろ入ったのだが、あっという間に時間が過ぎて、最終コーナーにかかる頃、「内覧会の終了は1630です」とガードマンさんが知らせて歩いている声が聞こえ、駆け足でラスト数体の仏像を拝観したのであった。じっくり見るには2時間必要かもしれない。


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2018年1月21日 (日)

世界花小栗判官

114日 「世界花小栗判官」(国立劇場大劇場)
正月の芝居と言えば、やっぱり私には国立なんだけれど、ここ何年も初日はおろか、今年は松の内にも見ることができなかった。それでもロビーの華やかな飾りつけに心躍る。

「発端」
馬頭琴・打楽器・義太夫三味線(だそうです)による音楽が流れ、舞台正面には流れ星がいっぱい。幻想的な雰囲気だけれど、これから陰惨な場面になる。暗い中、小栗郡領(楽善)と奴三千助(萬太郎)が見回りに現れ、2人が二手に分かれると(郡領、1人になっちゃいかん、と胸の中で、私)、案の定郡領は殺されてしまう。楽善さんの出番、これで終わりか、声もいいし、大きさもあるのに、もったいない。
ここで登場したのが風間八郎(菊五郎)。おお、発端から御大登場とは‼ やはり大きい。小柄なのに大きい。何十年と培ってきた芸の大きさをあらためて感じた。
郡領の遺骸を発見して嘆く三千助、そこへ通りかかる細川政元(時蔵)。立ち去る八郎は小柄を投げつけ…。これは歌舞伎ではよくある場面。
時様の立役、美しくかっこいい。
「当世流」と違って「世界花」では足利に対する新田の恨みが根源にあり、八郎実は新田義久と細川政元の対立が、独特の親密感を醸し出す夫婦役の2人によって繰り広げられるのがミーハー的には見どころの1つ。
「序幕(春)」
ここは何と言っても碁盤乗りでしょう。どなたが入っているのか、馬の技術が素晴らしい。「当世流」の時に書いたが、かつて笑也さんが後ろ脚を担当していたとか。馬の役者さんの名前も筋書きに載せてほしいと思うけれど、逆に載らないのがいいのかしら。
團蔵さんの横山大膳がこの人ならではのうまさだった。團蔵さんもここだけの出番か。
菊之助さんの小栗判官は美しく凛々しく、かっこいい。まさに水もしたたる、という感じだ。荒馬を乗りこなす姿も落ち着いて素敵だ。
右近クンの照手姫は愛らしく、いかにもお姫様だ。ルフィと同じ役者とは思えない。兼ねる役者として、また清元の太夫として、多才な右近クンのこれから秀調さんの女方(局常陸)は久しぶりに見た。姫を思う実直さが出ていた。
12
50頃だったか、一度幕がしまると席を立つ人が多々みられ、係の人が止めていた。確かにちょっと紛らわしいかも。花道に浪布が敷かれ、先ほど碁盤乗りをした小栗判官がその荒馬に乗って現れ海の中に入っていく見せ方が歌舞伎らしくて面白い。

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2018年1月16日 (火)

浅草歌舞伎第一部

112日 浅草歌舞伎第一部(浅草公会堂)
1年ぶりの浅草かしら。正月の賑いも落ち着いたのか、11時前の浅草は朝の静かな空気がまだ漂っていた。それでもやっぱり浅草に来るとウキウキする。
「お年玉ご挨拶」
去年と同じ松也さん(振り返ったら3年連続で松也さんに当たっていた)。第二部も去年と同じ巳之助クン。嬉しくないわけじゃないけど、他の人のも聞きたかった。と言ってスケジュールが出てからのリピートは無理なのよ。ま、さすが松也さん、慣れた口調で客席を和ませた。
一通りの口上を述べるとマイクを取り出し、「おはようございます」とやったから客席は笑い。このやり方は松也さんだけでなく、去年の巳之助クンもそうだったから定番かも。それはともかく、松也さん、初めのうちちょっと声がガラガラしていて、喉を痛めているのかしらと心配になった。だんだんきれいな声に戻っていったから大丈夫かな。
浅草は今年で4年目、昨年は人数が少なめだったが、今年は初演の時の出演者も戻ってきたので華やかにお送りする。浅草では大役を初めて頂く。その中での初日は緊張する。その緊張を力に換えるのはお客様。拍手が力になる。まだまだ若い出演者―私も若いんです、と自負しています―、広いお心で、カッコよく決まった時は拍手、屋号をいただくとテンションが上がる。
この後ご覧いただく吉野山じゃない―吉野山は去年やった、ごっちゃになっちゃう―、ことしは鳥居前。出るのは播磨屋、大和や、萬屋。屋号がわからなかったら「むにゃむにゃやっ」と「屋」だけ強調してくれればいい。タイミングがわからなければプロの大向こうがかけた時に「音羽屋っ」とか「屋っ」とかければいい。
物語の説明の時間がなくなった。「鳥居前」は忠信が静を助けにくる話。狐六方が見どころ。「御浜御殿」は綱豊と助右衛門の探り合いが見どころ。わからない人はプログラムを買って。ストーリーはほぼオチまで出ているし、出演者がアイドルみたいに写真を撮ってある。
居住まいを直し、口上口調で「隅から隅までずい~と」と言ったところで「音羽屋っ」の掛け声。客席が笑う。すると松也さん、「今のです」で再び客席笑い。「請い願いあげ奉りまする」で終わり。
浅草歌舞伎って、毎年拍手や掛け声を奨励するけど、拍手は当然としても(そういえば、亀治郎さんたちがやっていた時は拍手の練習があったっけ)掛け声はどうなんだろう。ヘタに素人や女性が掛けたら芝居がこわれちゃうんじゃないかしら。役者さんがあまり掛け声かけてと言わないほうがいいような気がする。それとも浅草歌舞伎は別なのかな。

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2018年1月13日 (土)

初春大歌舞伎夜の部

18日 初春大歌舞伎夜の部(歌舞伎座)
2018年の歌舞伎初めは夜の部から。
「角力場」
久しぶりだったせいか、角力小屋の混雑ぶりが格別な感じがした。見物客が入った後、木戸番も与五郎も押し出されるようでなかなか中に入れない。そんなところが、濡髪対放駒の人気、話題性を強調していた。聞こえてくる行司の声が本物みたいでうまい。
愛之助さんの与五郎と放駒2役は、これまでの印象とは違った。まず与五郎だが、今までで一番つっころばし感が薄かった。というより、つっころばしではあるが、なよなよしていないと言ったほうがいいだろうか。なよなよしていれば、それなりに面白いし笑いも大きくなるが、吾妻(七之助)はこんななよなよ男に惚れたのか、というちょっと解せないところが今まではあった。今回の愛之助さんの与五郎ならわかる気がする。もっとも遊女というのはなよなよさんが好きなのかも。与五郎のぼんぼんぶりもそんなにバカっぽくはなく、濡髪大好きさからくる自然な感じを受けた。
もう1役の放駒、素人青二才的な元気さはあまり感じられず、濡髪と対等に渡り合える落ち着きがあるように見えた。通しで見ると、悪い仲間と通じて姉を困らせる不良であるし、濡髪との対比という意味ではやんちゃなほうがいいのかもしれないが、この放駒も悪くはないと思った。最後に、力の差が明らかになるのだし。
芝翫さんの濡髪は存在感が大きくて、この世代でこの役をできるのは芝翫さんを措いていないのではないか。体も大きいから(小屋から出てくる時の貫録というか威容というか)、関取感がより一層強かった。こうしてみると、芝翫さんも貴重な存在だなあと思う。
「口上」
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人がずら~っと並んでいる壮観‼
まず、藤十郎さんが一通りの挨拶の後、例のごとく懐紙を出して読み上げた。以下、ざっと。聞き違いがあったらごめんなさい。
魁春:先代白鸚さんには初舞台以来お世話になった。新白鸚さんともたびたびご一緒している。
歌六:前回の三代襲名と同時に自分も歌六を襲名した。あれから37年経つ。
扇雀:新白鸚さんは私たち後輩に丁寧に教えてくれる優しい兄さん(この前見たキンスマ獅童さんの復活でも、権太を丁寧に優しく教えている幸四郎さんの姿が見られた)。長男が新幸四郎さんと同じ誕生日で他人ではない感じ。今日がその誕生日である。新染五郎さんは会うたび男っぷりが上がっている。
愛之助:新白鸚さんには小学生の時より可愛がってもらっている。新幸四郎さんとは同世代で、話せること話せないこと、色々あり。

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2018年1月12日 (金)

黒蜥蜴が帰ってくる、って

Kurotokage 新派の黒蜥蜴、六月に再演だそうです。
好評だったからね。
楽しみ。
取り急ぎ(去年のうちから発表になってたらしいけど、気がつかなかった。なんか、今さらで間が抜けてしまったわ。こんなチラシが浅草に置いてあったものだから…。ま、いいや、自分のために)。
ちなみに今回は全美版だそうです。

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2018年1月11日 (木)

楽しみな七之助与三郎×梅枝お富

今日は1日中、目の回るような忙しさで、今やっとパソコンを開いたら、コクーン歌舞伎の情報が載った歌舞伎美人のメルマガが来ていた。本当は11日で記事はお休みのつもりだったのだけど、この公演情報はスルーできないので、ブログを開いたら、うかれ坊主様からもコクーンの情報をいただいていた。
今回は勘九郎さんは出ないで、七之助さんが与三郎、そしてコクーン初の梅枝さんがお富ですと。ちょっとインパクト弱い気もするけれど、個人的にはとても楽しみ。

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2018年1月 9日 (火)

北斎の面白さを知る:北斎とジャポニズム

17日 「北斎とジャポニズム」(国立西洋美術館)
180108 日曜美術館やぶらぶら美術館でも取り上げたし、CMも流れているから混んでいるんだろうなあと予想。そしてやはり事前の混雑情報では待ち30分、でももうこの日しか取れない。ということで、今年の始動は美術展。通常の正面出入り口からは入れず、建物脇からの入館になっていた。30分弱でやっと会場へ。
「第1章 北斎の浸透」、「第2章 北斎と人物」、「第3章 北斎と動物」、「第4章 北斎と植物」、「第5章 北斎と風景」、「第6章 波と富士」という分け方でもわかるように、北斎の作品は多彩なジャンルに亘るのだと改めて感心した。
どの展覧会でもそうだが、最初の部屋の最初の展示は格別に混む。この展覧会では最初の展示が書物で、ケースの前に立たないと見ることができない。そのため何重にも人垣ができていて、それだけでかなり挫けた。真ん前にはなかなか行かれないので、背伸びして何とかざっと眺めるだけ眺めて移動。
とにかく展示作品数が多い。
北斎の影響を受けた(あるいは受けたと考えられる)西欧の作品が220点、その元となった北斎の作品が約80点、書籍や小さい作品も多く(小さい作品は壁に展示されているのでけっこうちゃんと見られる)、じっくり見たら大変な時間がかかるが、人の多さにその気力をなくし、比較的流してしまった。それでも後で日曜美術館を見たら、取り上げている作品は全部覚えていた。ぶらぶらは後日見て復習しようと思う。
今回はそういうわけでメモをしないで回ったので、一つ一つの作品についての感想はパス。全体として、北斎の影響が素人目にもあきらかに見える作品もあれば、言われてみると確かにそうかもという作品、解説されてもよくわからんという作品、様々であった。言われてみると確かにそうかも、という作品では、本当にそうなのかな、たまたま同じようなオリジナリティで描かれたのではないのかしら、などと首をひねってみたり…。よくわからんという作品では、色々な角度からその影響を探してみたり…。でも彼らはきっと北斎を見ていただろうし、やっぱりインスピレーションは受けたに違いない。その影響がどこに現れているのかということを知るのは大変面白かったし(お相撲さんの後姿→踊り子、なんて面白いよね~)、北斎を見た西欧の人の衝撃がどれだけ大きかったかということをあらためて認識した。さらに、この展覧会からは北斎の奥深さ、面白さを教えてもらった(北斎って第一人者すぎて、ちょっと敬遠というのではないが不勉強にもその価値をあまり知らなかったような気がする)。今後は、まだ足を運んでいない北斎美術館にぜひ行ってみたい。

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2018年1月 7日 (日)

青春はますます遠く

フランス・ギャルさんが亡くなった。
あの愛らしいシャンソン人形も70歳。自分の年齢を考えれば何の不思議もないが、青春時代に目にした彼女(もちろん写真)しか目に浮かばないから変な気持ちだ。
フランス語をわからない当時、なんかそう聞こえるという出鱈目フランス語で歌っていたが、今でもその言葉で時々口ずさむフレンチポップス。
ご冥福をお祈りします。

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2018年1月 1日 (月)

年初

あけましておめでとうございます。
昨年は滞りがちなこのブログを応援してくださって本当にありがとうございました。
しばらくは軌道に乗れない日々が続くかと思いますが(最初からそんなことではしょうがないけれど…)、どうぞよろしくお願いいたします。

今年も無事に1年の始まりを迎えることができたことに感謝です。

歌舞伎初めは、ちょっと遅いけれど第2週です。

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