« 祝ノーベル化学賞2019 | トップページ | 見事な勝利 »

2019年10月10日 (木)

静謐、安らぎ:伊庭靖子展

10月3日 「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(東京都美術館)
恐竜展の後、余力があったら行こうと思っていた。チケットを持っていたし。本当はコートールドの内覧会の日に休館日にもかかわらず、伊庭靖子展は特別にやっていたので見ればよかったのだが、まさかそんなことと思わずチケットを家に置いてきてしまったのだ。

こんなに静謐で暖かく、心安らぐ空間――伊庭さんの絵に囲まれてゆったりと時間が流れていく。
みずから撮影した写真をもとに制作しているそうだが、まるで写真のようでいて、写真とは違う。またホキで見た超写実画とも違う。伊庭さんは、写真を人の目で見つめ直して見えてきたものを描いているそうなのだ。うん、わかるような、でもわからないような…。そして伊庭さんの作品にはタイトルがない。すべて「Untitled」の後に制作年が入っているのみ。見る人がタイトルで先入観をもたないように、ということのようだ。自由に受け止めればいいということだろうか。

布を描いた作品、器などを描いた作品、どの作品にも光を感じる。新作では器などの物体をアクリルケースに入れ、まわりの反射も描いている。だから光に対する意識が強くなる。淡い光が心地よい。版画も不思議で落ち着く世界だった。
これまで伊庭靖子という人も作品もまったく知らなかった。
今回、見られてよかった!!
191010ibayasuko

|

« 祝ノーベル化学賞2019 | トップページ | 見事な勝利 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 祝ノーベル化学賞2019 | トップページ | 見事な勝利 »