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2019年12月27日 (金)

「カルティエ、時の結晶」

12月16日 「カルティエ、時の結晶」(国立新美術館)
最終日に駆け込み。そういう人がけっこう多く、私がいた午後1時過ぎの時間帯もかなり混雑していたが(展示はちゃんと見ることができた)、帰る頃(午後3時頃)にはもっと混んでいて驚いた。

カルティエ、きれい‼
あまり宝飾品に関心のない私(なのに見に行った)でも、その美しさに感銘を受けた。キラキラ輝いていても派手すぎず、「洗練」という言葉がぴったりなデザインはもちろんだが、これだけ魅せられたのは展示方法によるところも大きいだろう。相当お金も力も入っており、展示法自体が見事に芸術的(新素材研究所の杉本博司氏と榊田倫之氏が構成)。もったいないくらい贅沢に素朴な素材を使い、極力抑えた照明の中でカルティエの個性を際立たせており、まさに時の結晶の世界に誘われ、そこをゆらゆら漂うような気分になった。
とくにミステリークロックの展示は面白かった。カルティエというと時計くらいしか知らない私はそこでまず心を摑まれた。そして宝飾品の数々。
展示品の美しさを損なわないように作品名は小さな文字でそっと作品のそばに示され、照明の位置のせいもあって、高齢者には読めない。解説もない。そのかわりに無料の音声ガイドが利用でき、音声による各章の解説と一部の作品解説だけでなく、すべての作品の仕様が文字でわかるようになっていた(私は音声のみしか利用しなかった)。音声ガイドというと通常、作品のそばに番号が大きく貼ってあるが、今回は対応する場所にくると端末が振動して教えてくれる仕組み。徹底して展示の世界を邪魔しないようになっていた。

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