映画・テレビ

2018年12月26日 (水)

映画「パッドマン」

1217日 映画「パッドマン」(TOHOシネマズ新宿)
「パッドマン」というタイトル、どうにかならないの?と最初にこの映画を知った時から思っていた。目ではバッドマンまたはバットマンと呼んでしまうし、内容を知らないでいると興味を引くタイトルかもしれないけれど、あまり耳心地のいいタイトルではない。しかし映画を見て、タイトルは「パッドマン」でなくてはいけなかったのだ、とわかった。
NHK
あさイチの映画紹介を見て、大変興味深い映画だからぜひ見たいという気持ちと、ストーリーや主な場面はあさイチで見たからいいやという気持ちと…。そこへお誘いを受けたので見てきた。
発明家あるある、いや先駆者あるあるか。実話をもとにしている。面白かった。感動した。以下、ネタバレします。
ラクシュミは新婚の妻が生理時、雑巾よりも汚い布を使っていることにショックを受け、ナプキンを購入する。大変高価なもので、ラクシュミは友人に借金をして手に入れたのである。それなのにそんな高価なものは使えないと妻に拒否されてしまう。そこでラクシュミは自分でナプキンを作ることにしたのである。それからの彼は使い心地のよいナプキンをどうしたら作れるかという問題以上に社会の無理解に悩まされる。先駆者あるあるというのはそこである。社会との戦い。変人扱いどころか、家族の恥だと母親からも激しい非難を受け、妻も実家に帰ってしまう。
見ているこちらは、インドの村の人々の無知に立てても仕方のない腹を立て、もどかしくなる。しかしラクシュミは村人の無知による仕打ちを怒らない。悲しみをこらえて自分から故郷の村を出て行く。そしてナプキンを作り続ける。しかし完成したところで実際に使って評価してくれる人がいないと男である彼には意味がない。作るという作業よりもこちらの方が難題なのだ、封建的な地域では。
ひょんなことから使ってくれる人ができて、こちらもそれまでの緊張が一気に解けた気がした。やっと理解者ができた時の喜びはしかし先へのかすかな不安も見る側の心に芽生えさせる。最初の客であり、理解者であり、ともにナプキンを広める活動のパートナーであるパリ―は美しく、ラクシュミの私欲を求めない心に惹かれていく。ラクシュミもパリ―に惹かれていただろう。しかし妻を忘れることはできない(なんてったって妻のために始めたことだもの)。有名になってテレビに出る時シャツをズボンにインしてくれたパリ―に、いつもそれをしてくれていた妻を思い出さざるをえない。妻のガヤトリもまたシャツがインされているラクシュミを見て女性の存在を薄々感じたであろう。微妙な女心が伝わってくる。このシーンで、ラクシュミとパリーが結ばれることはないな、とわかる。
ラクシュミは萬平さんに通じるものがあるなと思った。世の中の役に立つものを作りたい、そのことしか見えない。そしてついにナプキンを安く作る方法を考え出し、機械を自分で作り上げた。

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2018年12月 9日 (日)

歌舞伎でがっちり

今朝の「がっちりマンデー」は松竹の歌舞伎ビジネス。
年間興行収入127億円、
経済のこと、全然わからないのでビジネスとしての歌舞伎をもっと掘り下げてほしかったけれど(半分くらいは南座顔見世を紹介していた。仁左様にインタビューだし、そっちも当然面白かった)、法人向けチケットを売りまくるスゴ腕社員さん(会社を見る、時代を見る、そういう目がすごい)が興味深かった。
迫本さんの経歴も初めて知ったわ。

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2018年1月 7日 (日)

青春はますます遠く

フランス・ギャルさんが亡くなった。
あの愛らしいシャンソン人形も70歳。自分の年齢を考えれば何の不思議もないが、青春時代に目にした彼女(もちろん写真)しか目に浮かばないから変な気持ちだ。
フランス語をわからない当時、なんかそう聞こえるという出鱈目フランス語で歌っていたが、今でもその言葉で時々口ずさむフレンチポップス。
ご冥福をお祈りします。

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2017年9月30日 (土)

ロス

ひよっこロス。
一番好きなドラマだった。全篇の3分の2以上は涙の日々。あたたかい涙、悲しい涙、嬉しい涙。ていねいにそれぞれの人物が描かれていて、また伏線の張り方がうまく、
こんなに泣かされたドラマはない。最終回のエンドロール、谷田部じゃなくて前田みね子になっていたのに又泣かされた。

やすらぎロス。
石坂浩二が元妻と元カノと共演するという話題に乗ってミーハー的に見始めたドラマだったが、石坂浩二扮する菊村栄
を次々悩ませる<やすらげない郷>にはまった。犬山小春の死、ちのやん夫婦の死、九条摂子の死、加納英吉の死、どれもしばらくは録画を消せないでいた。石坂浩二って演技がうまいんだなあと今さらながら思った(石坂浩二の現代ドラマは「二丁目三番地」「三丁目四番地」以来かも)。とくに人の死に際した表情と、男のみっともなさがうまい。中島みゆきの主題歌がたまらなくいいだけでなく、挿入歌も効果的で、感動が高まった。中島みゆきと倉本聡が夫婦役です~っと通り過ぎるのもよかった。こちらの最終回のエンドロールにはこれまでの出演者全員の名が五十音順に流れていた。あんなにたくさんの人が出ていたのか、と驚かされたが、これも「やすらぎの郷」らしい。
珍しく、朝と昼、半年も見続けた
連ドラが明後日からはもうないんだ…

もう一つ、8回という短い連ドラだったが、「悦っちゃん」にもロスである。可愛かったなあ、楽しかったなあ、悦ちゃん。

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2017年9月 7日 (木)

まさに人生劇変

4日の「結婚したら人生劇変 ○○の妻たち」って、大谷桂三夫人が取り上げられるというので見ようと思っていながら録画を忘れてしまった。再放送ないかなと探したら、TBSオンデマンドで無料で見られた(11日18:59まで)‼
ミーハーな私は超ミーハーな覗き見気分だったのだけど、奥様の勇気、愛情、苦悩を乗り越えた素敵な笑顔にかなり感動してしまった。奥様と龍生クン
(桂三さんじゃなくて?と自分にツッコむ)秘かに応援しようと思った。
桂三さんに関しては、だいぶ前の「演劇界」で色々知ってびっくりしたのだけど、結婚生活についてもビックリ。

ところでオンデマンドにたどり着くまでに色々検索していたら(最初からオンデマンドに気づけばいいのにね)、梅玉さんのブログに行きあたった。桂三さん、「タニケイ」って呼ばれていた。なるほどね。

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2017年8月 3日 (木)

ナス DE 日々しあわせ

ご無沙汰しております。暑中お見舞いと言いたいところだけれど、エアコンいらずの涼しさ。
8月の観劇はまだまだ先なので近況報告を。

先月23日歌舞伎座で夜の部を観劇した後、また引き籠り気味になっている。家から一歩も出ないのではなく、地域的引き籠りと言おうか、動いたとしても半径せいぜい2km程度圏内ということ。

先日、近所からナスを大量にいただいた。
しば漬けもどきなどの漬物はもちろんだが、一番幸せを感じるのは油で焼いたナスを口にしたとき。肉厚のナスの食感はとろっとして、たまらん。
毎晩とにかく油で焼いては「う~ん、ナス美味しい‼ しあわせ~」と叫んでいる。そして上あごを2回やけどした。そんなささやかなしあわせを味わっている日々です。



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2017年7月 8日 (土)

胸きゅん甦る:「冒険者たち」

77日 映画「冒険者たち」(文化村ル・シネマ)
以前、コメント欄でカトウ様に教えていただいたル・シネマのアラン・ドロン特集。なかなか上映日程とこちらの日程を合わせるのがむずかしいなあとため息をついていたところ、幸いピンポイントでこの日の初回、1020の「冒険者たち」を見る計画が立った。もっとも、当日早起きができたら、という条件付きで。見たい気持ちが勝ったのかな、ばっちり早起きできて、寝ちゃうかもしれないという自信のなさも克服して、しょっぱなにあの口笛のメロディーが流れたとたん、胸きゅんが甦った。

見ているうちに思い出したり、完全に忘れていたり、が多々あった。忘れていたのは前半部分が多い。レティシアとローランが知り合うきっかけは完全に忘れていた(後の展開に、この場面は絶対必要だったなと思う)。レティシアが個展で着ていたメタルのドレスは、ああそうそう、このドレス素敵だったな、彼女にしか着こなせない、って思ったことを場面ごと思い出した。パコ・ラバンヌの甲冑ドレスだそうだ。ジョアンナ・シムカスはすごく美人というわけではないが、まさにレティシアそのもの。レティシアの魅力はすなわちジョアンナ・シムカスの魅力だ。シドニー・ポワチエと結婚したため早く引退した彼女の映画をこの1本しか見ていないのは残念だ。
後半部分、パイロット(セルジュ・レジアニ)の存在はすっかり忘れていた。財宝の在り処を知っている大事な人物なのに。イヤな奴だと思っていたが、財宝を横取りしようと狙うヤツらにマヌーを売らなかったので見直した(バレバレだったけどね)。このパイロット、生命力が強いというか、飛行機の遭難でも生き残ったし、3人の船に泳いで乗り込んできたし、ローランとマヌーに救命ボートで大海に放り出されても生きていたし。でも最後はヤツらに…。
財宝探しってたいがい情報がガセだったりしてうまくいかないものだけど、この4人(3人に途中からパイロットが加わる)はあっさり見つけてしまう。そして4人で均等に分ける(パイロットは海に潜っていないレティシアに分け前を与えるのは不満そうだったが、ローランがレティシアもちゃんと協力していることを理由に)。レティシアは自分の分け前をローランのと一緒にする。そしてマヌーも。この場面、好き。


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2017年6月22日 (木)

破沙羅、放送情報

わ~い、「破沙羅」をテレビでやるよ‼!
待ってました、この情報。
見に行きたかったんだけど、あんまり高くて断念しちゃって、テレビでやってくれないかなあと期待していました。
でも有料チャンネルだったら…なんて心配していたら、NHK BS。
放送日はまだまだ先の8月27日。22:50~25:05。
今年は時の経つのが遅く感じられるから、8月27日まで遠いなあと思うけど、楽しみ楽しみ。

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2017年5月10日 (水)

懐かしのアラン・ドロン

夕方のNHKで、「アラン・ドロン近く引退」というニュースを見た。
当時の私はベルモンド派ではあったが、確かにあの頃のアラン・ドロンは美男子そのものだった(イケメンじゃない、美男子、ハンサム)。画面で若かりし頃のアラン・ドロンの色々な表情を見て、懐かしさでいっぱいになった。
代表作として「太陽がいっぱい」が挙がるのは当然だろうが、私としては絶対「冒険者たち」だ。ジョアンナ・シムカスの新鮮な魅力、リノ・ヴァンチュラの渋い魅力と相俟ってアラン・ドロンもステキだった。
マリアンヌ・フェイスフルとの共演「あの胸にもう一度」の衝撃のラストは忘れられない。
大学のクラブの先輩が大のドロンファンで、「悪魔のようなあなた」がイチオシだと力説していた顔が今、思い浮かんできた。
ドロンの映画は何本見ただろうか。しかし私がだ~い好きなカトリーヌ・ドヌーヴとの共演がないことを不満に思っていたら、ついに「リスボン特急」で実現した。でも、どんな映画だったっけ。忘れているところをみると、期待が大きいだけにちょっとがっかり映画だったのかもしれない。でもさ、美男美女がスクリーンで大写しになるってだけで、当時の私はよかったのかも。
ま、何と言っても日本人には
D'urban, c'est l'elegance de l'homme moderne. と
Paroles Paroles だね。

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2017年4月22日 (土)

カブキブ、見てる

「ぴんとこな」でコケたから、まあ実写ドラマとは違うけどあまり期待しないでとりあえず録画したのを見て第1話(序幕:こいつぁ春から…)の途中で挫け、どうしようと迷ったけど、一応録画し続けておいた。
さっき、どれか録画消化しないと、と思って1話の後半をとりあえず見た。
そうしたらお嬢吉三の声が宗之助さんだっていうから(気がつかなかった。あとで聞き直したら確かに。後で気がついたけど、歌舞伎美人にも出てたわ。最近、情報あんまり見ないからなあ)、2話(二幕目:いとしと書いて藤の花)、3話(三幕目:知らざぁいって聞かせやしょう)と続けて見た。
なんか、少し面白くなってきた。丹羽花満のまさかのキャラ変が気に入った。
でも、10歳で日舞の名取になったという天才舞踊家が歌舞伎を見たこともなくて、「寺子屋」のストーりーも事情も知らないなんて、ありえないと思うんだけどな。
歌舞伎同好会を立ち上げることに一生懸命、猪突猛進の来栖黒悟の歌舞伎愛には共感を覚える部分多々あり。でも歌舞伎のセリフはやっぱりむずかしい。実際に御曹司だって、歌舞伎らしいセリフが言えるようになるまで努力重ねているもの。
今のところ、どのキャラも個性的で今後の展開が楽しみだが、やっぱり、アニメ中の白銀屋御曹司・蛯原仁がどのようなセリフを聞かせてくれるのか。ここはコケたくないからね。
第1話でお嬢吉三の声を担当した宗之助さんは第3話で「車引」の桜丸を、そして松王丸と梅王丸を錦弥さんが演じていた。三味線・鳴物も実際の歌舞伎音楽の演奏家による。傳左衛門さんの名前もあったよ。
それからエンディングで流れるのは懐かしい「お江戸―O・EDO―」。正体不明の五人組カブキブロックス(声優さんたち? 私はアニメはほとんど見ないので顔は知らないけれど、ネットで写真見るとそんな感じが…)が歌っているのだそうだけど、<カブキブロックス>とは考えたね(そういえば、この前「脳ベルShow」に氏神一番が出ていて58歳だっていうのに驚いた)。

ところで、「カブキブ」とは全く関係ないけど、「香川照之の昆虫すごいぜ!」第2弾が5月5日に放送される。1回目はトノサマバッタだったけど、今回はモンシロチョウだって。また、あの衝撃的なカマキリ先生になって出て来るみたいよ。
Eテレ 午前9時からだから忘れないでね。私は絶対忘れるし起きられないと思うから、1週間前になったら録画予約する。
トノサマバッタも4月30日16:25から又再放送があるそう。30日は俳優祭もあるよ。明日、予約だ。

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